【完全ガイド】Framerに独自ドメインを設定!Aレコード登録をわかりやすく解説
2025年3月4日
CMS
WebサイトをFramerで作ったら、自分の独自ドメイン(オリジナルURL)で公開したいですよね。
でも、そのためには「Aレコード」という聞き慣れない設定が必要です。
特にXserverなどでメールも運用している場合は、設定ミスでメールが止まるリスクも…。
今回は、Framerに独自ドメインを設定する方法を、初心者向けにわかりやすく解説します!

そもそもAレコードって何?

✅ ドメインとサーバーをつなぐ「住所登録」
Aレコードとは、「このドメイン(framer-navi.com)にアクセスが来たら、このサーバー(IPアドレス)に案内してください」という指示を出すためのものです。
例えば、Framerを使う場合、Framerから指定されたAレコード用のIPアドレスをDNS設定に登録することで、ドメインとFramerのサーバーがつながります。
Framerの場合に必要なDNS設定
Framerにドメインをつなぐには、以下2つが基本です。
ホスト名 | 種別 | 内容(IPアドレスや接続先) |
---|---|---|
framer-navi.com | A | Framer指定のIP(Framerの画面で確認) |
CNAME | sites.framer.app |
💡 ポイント
Aレコードはドメイン本体(wwwなし)に必要。
CNAMEはwww付きドメイン用。
メールをXserverで使う場合は、メール用の設定はそのままに。
2025年現在、FramerのAレコードは変更されている?
以前は「76.76.21.21」がFramer用のAレコードでしたが、
最近はFramerのサーバー構成が変わり、「31.43.160.6」「31.43.161.6」など別のIPが指定される場合があります。
✅ 必ずFramer管理画面で最新情報を確認
Framerの「Custom Domain設定」画面に表示されたAレコードをそのまま登録すればOKです。
【実例】XserverでFramerドメイン設定する手順
① 既存のAレコードをチェック

Xserverの場合、初期状態では「XserverのサーバーIP」がAレコードに設定されています。
② Framer指定のAレコードを登録
Framer管理画面に表示されたIPをAレコードとして登録します。 (例:2025年時点のFramer推奨Aレコード)
ホスト名 | 種別 | 内容 |
---|---|---|
framer-navi.com | A | 31.43.160.6 |
framer-navi.com | A | 31.43.161.6 |
③ www用CNAMEを登録
ホスト名 | 種別 | 内容 |
---|---|---|
CNAME | sites.framer.app |
CNAME登録前にwwwのレコードは削除

これは、躓きポイントですが、登録前にwwwとAレコードたちは、削除しましょう。
どっちみち登録が進まないので!
④ メール用設定は残す
Xserverでメールを運用している場合は、以下の設定はそのまま残します。
種別 | ホスト名 | 内容 |
---|---|---|
MX | framer-navi.com | Xserverのメールサーバー |
TXT | framer-navi.com | SPF(メール送信者認証) |
TXT | framer-navi.com | DKIM(メール改ざん防止) |
⑤ 設定完了後、Framer側で確認
Framerの管理画面で「Connected」と表示されれば成功です。
設定反映には数時間〜最大24時間かかることもありますので、気長に待ちましょう。

最終的に、ドメイン表示部分が「Optimized」になってたら完了!
【注意】FramerとXserverメールを共存するコツ
✅ WebはFramer、メールはXserver
最近はこのパターンが多いですが、設定ミスするとメールが使えなくなることも…。
Aレコード・CNAMEはFramer用
MX・TXT(SPF・DKIM)はXserver用
このように、役割ごとにDNSを分けるのがポイントです。
ハプニング発生!メール送信ができない
Framerのメール送信ができなかったんですよね。
何をしても送信できませんでした。
結局レコード、要らないの全部消した
途中で、エラーが出てしまい、結局Framer事務局に問い合わせました。
以下、引用です。
今見せてもらった3件以外に、何か余計なレコードが残っていませんか?
例えば、以下のようなものがあると競合やエラーの原因になります:
framer-navi.comにCNAMEレコード(ルートドメインにはAレコードだけにするのがFramer推奨)
framer-navi.comに古いAレコード(Framer指定以外のAレコードが残っている)
だ、そうです!
だので、全部消しちゃいましたw
まあ、とりあえずまた、失敗してもいいように、メモはしておきましたけど。
お陰で、メール送信も可能になりました。
Xサーバーを使わない場合
基本的にサーバーをレンタルしていればいいですが、ない場合、無料のサーバーがあります。
それが、Cloudflare。
このCloudflareにてAレコードを設定すると、サーバーを借りなくても、Framerをカスタムドメインで表示させることができます!

まとめ
✔️ Framer独自ドメイン設定のポイント
元々の既存のAレコードを削除
CNAMEも登録できないので、WWWのレコードを削除
Framer管理画面に表示されたAレコード・CNAMEをそのまま登録
Xserverメールを使うなら、MX・TXTレコードは維持
DNS設定変更後はFramer管理画面で接続確認
Xサーバーを使わないならば、無料のCloudflareで対応可能